今日は当ブログでたびたび出ている「ビールの発酵」について書きたいと思います^^
発酵とはそもそも、子供の頃に理科の時間に勉強したように、「生物がエネルギーを得るための代謝」の一つです。
ビールにおいての発酵とは、「穀物由来の糖分と麦芽由来の酵母を用いてアルコールを造る」という一連の作業を指します。
その醸造の方法と酵母の種類によって、上面発酵の「エール」と、下面発酵の「ラガー」に分けられます。ですが特長によって細かく分けるとなると分類は非常に難しく多岐に渡るので、今回はエールとラガーの違いにのみ触れます。
上面発酵のビールをエールビールと言います。なぜ上面かというと、発酵中に炭酸ガスがたくさん出るので、酵母が浮かび上面にたまるので「上面発酵」と言います。他に特徴として、発酵時の温度は常温であり、短い時間の発酵(3〜4日)で終わることも知られています。
一方、下面発酵のビールをラガービールと言います。上面発酵とは反対に酵母は下のほうにたまるので「下面発酵」と言い、発酵時の温度は低音(10度)で、発酵時間は長く(1週間程)なることなどが知られています。
実はもともと、ビールといえばエールビールのことを示していたそうです。ところが19世紀以降に冷却機などの発達に伴い、大量生産の可能なラガービールが爆発的に増加し、今やビール市場の多くをラガースタイルが占めるようになったと言うことです。
細かなスタイルの違いなどなど、また次回!!
2008年06月12日 21:33 | toshi
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